イギリス文学をもとにスタジオジブリによりアニメーション化された「思い出のマーニー」
複雑な事情を背負った少女・杏奈がひと夏の出会いを通して成長していくストーリーは、懐かしさもあり、共感もできるジブリらしい作品となっています。
療養先で出会ったマーニーと杏奈の本当の関係とは?
この記事では、「思い出のマーニー」のネタバレあらすじと結末、感想について、お伝えいたします。
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思い出のマーニーのネタバレあらすじ
杏奈の心の闇
中学1年生の杏奈は幼いころに両親を亡くし、施設で暮らしていました。
そこである夫婦に引き取られ、杏奈はその夫婦の養子になります。養父はその後死亡し、現在は養母・頼子と暮らしていますが、頼子が児童手当を受け取っていることを知った杏奈は頼子に対し不信感を抱いていました。
両親が亡くなった時の親戚の自分に対する態度や、頼子がお金目当てで自分を養っているのではないかという疑惑から、杏奈は大人を信じられず頼子のことも”おばさん“と呼んでいました。
自身の複雑な生い立ちや家庭事情により杏奈は感情を出さない子供になっており、また嘆息も患っていたため、療養もかねて夏休みの間親戚の家で過ごすことになります。
療養先の親戚である叔父と叔母のもとへ到着すると、2人は杏奈のことを快く迎えてくれました。頼子から杏奈との関係を聞いていた叔母は、杏奈が頼子のことを”おばさん”と言うことに対しても何も聞かず、杏奈に笑顔で接します。
叔母の家で荷物を片付けていると、杏奈はカバンの中に頼子からの「何かあれば送るように」という内容の手紙とはがきが数枚入っていることに気づきました。叔母に促され、いやいやながらも頼子への手紙を書きます。
杏奈は頼子への手紙を投函しに行く途中で、古びた洋館を発見します。
屋敷の前までやってきますが、人が住んでいるような様子はありませんでした。初めて見たはずの屋敷でしたが、杏奈はなぜかとても懐かしい気持ちになります。
帰宅して洋館のことを尋ねると、昔外国の人が別荘として所有していたものの、現在は使用されていないという話を聞きます。
マーニーとの出会い
杏奈を心配した叔母の計らいで、杏奈は近所に住む少女・のぶ子たちとお祭りに行くことになりました。
しかし杏奈は無神経なのぶ子たちと馴染めず、のぶ子に対して暴言をはいてその場から逃げ出します。
杏奈は一連の自分の行動から自己嫌悪に陥り、海辺へと向かうとふとあの古びた洋館近くの岸にボートがあることに気づきます。
ボートを漕ぎ、洋館へと向かう途中でオールが動かなくなってしまったことから船着き場に衝突しそうになりますが、金髪の少女の助けで無事にボートを停めることに成功しました。
誰も住んでいないはずの屋敷には明かりがついており、家の中からは少女の母親らしき女性が出てきます。杏奈と少女は急いで陰に隠れ、2人は明日もここで会う約束をします。
それから杏奈はマーニーという名のその少女と毎日遊ぶようになります。
マーニーとの日々の中で不思議な現象が多々起こりますが、2人はすぐに意気投合し仲良くなりました。
ある日杏奈はマーニーのパーティに誘われ、マーニーの案で花売りとしてパーティに侵入します。そこでマーニーと和彦という少年が仲良くダンスをしている様子を見て、杏奈は機嫌を悪くします。そんな杏奈をマーニーは抱きしめて、「また私を見つけてね」と杏奈に言います。
マーニーの謎
翌日杏奈がマーニーのもとへ行くと、マーニーがいたはずの洋館には誰もおらす、マーニーの姿もありませんでした。
そしてそれから、杏奈はマーニーに会えずにいました。屋敷の近くで杏奈が屋敷の絵を描いていると、同じく絵を描いていた老婦人・久子に昔この家に住んでいた少女と仲が良かったということと、まもなく新しい家族がこの屋敷にやってくることを聞きます。
杏奈が屋敷を訪れると、マーニーがいた部屋には彩香という名の女の子がいました。
彩香からマーニーの日記を受け取り、日記を読むと杏奈とすごした日々のことが書かれていました。
そしてその日の夜、杏奈は夢の中でようやくマーニーに再会します。
マーニーから家族の話を聞いて、マーニーをうらやましく思う杏奈はマーニーに今までの自分の生い立ちや、養母がお金目当てで自分を養っているのではないかと思っていることをマーニーに打ち明けます。マーニーはそんな杏奈をなぐさめ、あなたを愛している、と言います。
杏奈は今度はマーニーの話を聞かせてほしいとマーニーに言うと、マーニーは両親が存命でも家族がそろうことは少なく、メイドたちにいじめられ、つらい体験をしたことを明かします。マーニーの事情を知らなかった杏奈は驚きを隠せません。
マーニーがメイドたちからのいじめでサイロに閉じ込められトラウマになってしまったことから、杏奈はマーニーをサイロに連れ出しサイロが怖いところではないと伝えようとしますが、マーニーが錯乱状態に陥ってしまいます。杏奈の呼びかけでマーニーは意識を取り戻し、そこで2人は眠ってしまいました。
そして気が付くとマーニーはおらず、杏奈は一人取り残されていました。自分を置いていったマーニーに怒りを覚えます。
その後サイロから帰宅する途中で杏奈は倒れてしまい、彩香とその兄に発見され叔父叔母のもとに戻りますが、高熱で寝込んでしまいました。
そしてまた夢の中でマーニーと再会します。
自分を置いていったことに対してマーニーを責める杏奈ですが、マーニーは置いていくしかなかった、そして杏奈にさよならを言わなければならない、と言い許しを求めます。杏奈はマーニーを許すと、マーニーは杏奈のことを永遠に忘れない、と言い消えていきました。
思い出のマーニーの結末
それから杏奈は彩香からマーニーの日記の切れ端に久子という名前が書かれた絵を見せてもらい、彩香とともに先日出会った老婦人・久子のもとへマーニーの話を聞きに行きます。
そして久子は2人にマーニーのことを話してくれました。
マーニーと久子は仲が良く、マーニーの屋敷でよく遊んでいました。たまにマーニーの家で開かれるパーティはとても華やかで、家族仲も良い様子でしたが、実はマーニーはメイドたちからひどい扱いをうけ、両親もめったに家に帰らず、とても寂しい思いをしていました。
しばらくしてマーニーは和彦という幼馴染の少年と結婚し、ようやく幸せな家庭を手に入れることができました。しかし、和彦はまもなく病気で亡くなり、ショックを受けたマーニーは体を崩してしまいます。
マーニーには1人娘・絵美里がいましたが、和彦が亡くなり体調を崩したことでマーニー1人では育てることができなくなってしまったため、寮のある学校へ絵美里を入学させることにしました。
それにより絵美里はマーニーに対して良い感情を持てず、男性との間に赤ちゃんができたことで、マーニーのもとを離れていきました。
しかし絵美里たち夫婦はその後交通事故に遭ってしまい、残された娘をマーニーが引き取りました。マーニーは絵美里のように寂しい思いをさせないようにとその子を愛情深く育てていましたが、マーニーもとうとう病に倒れ、そのまま亡き人となりました。マーニーが亡くなったのはもう10年以上も前のことでした。
その話を聞いた杏奈は自分が大切にしていた写真が、マーニーの屋敷であったことに気づき、またマーニーが杏奈のおばあさんだったことを知ります。
そして杏奈の療養地での滞在が終わるころ、頼子が杏奈を迎えにやってきました。
そこで頼子は杏奈に、お金を受け取っているがそれが目当てではなく、杏奈を本当の娘だと思っていることを伝えます。それに対し杏奈は「知ってた」と言い、2人はようやく打ち解け始めました。
杏奈はあまり良い関係でなかったのぶ子とも仲直りし、彩香と久子にお別れを告げました。
駅に向かう途中の車の中で、マーニーのいた屋敷をふと見ると、マーニーの姿があるように見えました。
思い出のマーニーの感想
驚き要素などが少なく、ストーリーは淡々としており最後のマーニーの正体について明かされるまでは正直あまり面白くないなあ、と思ってしまいました。
1度見では理解できない描写もあり、全て知ったうえでもう一度見返すとよりストーリーの深みを感じられるように思いました。
また声優陣も豪華で、それもこの映画の魅力の一つのように感じました。
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