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ドラマ「陰陽師」(2020年3月29日)のネタバレあらすじと結末|感想も

スペシャルドラマ

2020年3月29日、テレビ朝日系列の「日曜プライム」枠で「陰陽師(おんみょうじ)」が放送されました。
 
 
この記事では、陰陽師(2020年3月29日)のネタバレあらすじ、結末、感想についてお伝えいたします。

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ドラマ「陰陽師」(2020年3月29日)のネタバレあらすじと結末

安倍晴明は、自宅に訪れた兄弟子から、平貞盛の様子を見て欲しいと頼まれました。(かさ、腫れ物)で苦しんでいるが、医者にも原因がわかりません。

清明と博雅は、貞盛の邸宅から出てきた蘆屋道満を見かけ、声を掛けました。

「とんでもない代物、心してかかれよ」

そう言い残し、道満は口元に笑いを残したまま、立ち去っていきました。

 

貞盛は、顔全体を布で隠し、床に臥せっていました。その席には、貞盛、貞盛の息子維時、医者の祥仙とその助手如月がいました。維時によると、

 

19年前、貞盛の額に小さなできものができ、まもなくして顔全体に広がった。祥仙が妙薬を使い10日ほどで完治させたが、1年後、同じ場所から新たな瘡が現れた。妙薬を使い、祥仙が治療を繰り返していたが、最近効き目がなくなってしまったのだといいます。

「19年前、将門討伐の時にできた額の傷あたりから瘡が広がっていった」

清明が、貞盛の額に手をかざすと、額の傷跡から目が現れ、貞盛が語りだしました。

「陰陽師ごときにこの瘡は直せぬ」

貞盛本人の意志ではないようです。瘡に操られているのです。

 

 

後日清明は、博雅を通じて貞盛側が治療を断ってきたことを知りました。道満で事足りる、そう考えているようです。

そのころ京の都では、1怪異な事件が続いています。

平の将門の首を切った剣の達人、俵藤太は何者かの集団に寝込みを襲われました。幸いにも愛刀小金丸を振り回し、難を逃れています。

皇族、源経基(みなもとのつねもと)は、毎夜同じ夢を見て苦しんでします。夢の中で、五寸釘と木づちを持った髪の長い女が、経基の足や膝、頭や目などを釘で打ち抜くのです。

右大臣の藤原師輔(ふじわらのもろすけ)は首が5つに分かれた蛇にかまれ深手を負っています。

 

「近頃の事件は全てあのお方につながっている」

清明は隆盛の件も含め、全てがつながっていることに気づきました。いずれも20年前の平将門の乱に関わった人物なのです。

当時、将門は関東を制し、自らを親王と名乗った。そのころ「将門が謀反しようと企んでいる」と朝廷に密告したのが経基、乱の1年後平家の残党を滅ぼしたのが貞盛、将門の首を討ったのが俵藤太、藤原師輔は将門討伐を指示した藤原忠平の長男で自らも討伐に加わっている人物。皆将門に敵対していました。

 

黒幕はだれなのか?清明は平俵藤太の家へ行き、彼に将門の謀反について詳しく聞くことにしました。

「これが斬られたら20年は繋がらない、と言われる小金丸ですか?」

藤太の愛刀小金丸に感心する博雅を横目に藤太は当時の状況を語りました。

 

藤太にとって将門は古くからの友人です。真っすぐで欲のない男であることを知る藤太は朝廷からの将門討伐の要請を断りました。しかし忠平にそう答えた際に同席していた比叡山のの僧、浄蔵から、

「今の将門には悪しきものがとりついている」

という話を聞き、藤太は真偽を確かめるため将門の家を訪ねました。将門の見た目の変わりように藤太は驚きました。髪は伸ばし放題、眼光のみが鋭く光っており、犬歯が異常に発達していました。変貌ぶりについて尋ねると

「これが俺の真の姿よ。のう?興世王(おきよおう)」

将門は答え、傍に座っている側近、興世王はそっとうなずきます。再開を祝して酒宴が開かれました。将門の膝には、幼い一人娘滝子(たきこ)が抱かれています。将門は、小さな姫

を寵愛しているようでした。

 

酒宴のあと藤太は、将門の妻桔梗から恐るべき話を聞きました。

桔梗「将門はもはや人ではありません、興世王が変えてしまったのです」

将門を討つと桔梗に約束し、藤太は貞盛の軍勢に加わりました。

 

藤太は、将門が貞盛を今まさに切り捨てよう、という場面に遭遇しました。黒鉄の体と化した将門でしたが、弱点がありました。こめかみのあたりに1か所、硬化していない箇ところがあるのです。それを知っていた藤太は矢で将門のこめかみを打ち抜きました。それでも将門は死にません。立ち上がった将門は藤太を見て、

「よくも欲も妻桔梗を殺したな」

と言っています。密談のあと、桔梗を切り殺し逃げたと思っているようです。しかし藤太には覚えがありません。

藤太は、将門の首を切り落としましたが、それでも死にません。藤太はやむを得ず、愛刀小金丸で将門の体を5つの切り分け、各地に埋めることにしました。首だけは、生きたまま呪いの言葉を吐き続けました。数日後、こつぜんと消えてしまいました。浄蔵に相談したが、放っておけと言われてしまいました。

 

首のことを聞くため、清明と博雅は、浄蔵の元を尋ねました。

将門の生首を持ち去ったのは浄蔵でした。浄蔵は護摩壇の炉で首を焼き、処分しようと考えたのです。将門の首は、燃やしても燃やしても元の通りに戻ってしまいましたが、浄蔵はめげずに火をくべ続けました。炉に入れて7日後、将門がようやく苦しみだし、2か月かけて、灰にすることが出来ました。

 

しかし、灰は盗まれてしまいました。灰になったのを見届けた浄蔵は気を失ってしまい、気づいたとき、灰の半分が持ち去られた後でした。現在は、一握りほどの灰しか残っていません。その時から将門の分かれた体が掘り返されており、浄蔵の見立てでは、何者かが将門を生き返らせようとしているのではないか?と言う事でした。将門の首であれば、それも不可能ではないと思っています。20年過ぎた今、小金丸の傷跡も繋がるようになります。今なら一つになることも可能。

 

数日後、貞盛の息子維時に呼ばれ、生命は貞盛の邸へ。貞盛の様態が悪化し、祥仙とともに行方が分からなく亡くなっていました。清明は、術により貞盛の行方を突き止め、藤太、博雅とともに向かいました。確かに貞盛はいましたが、顔は将門そのもの、乗り移られてしまったようです。首を落とそうとする藤太から将門は逃げ出しますが、祥仙が立ちふさがり、将門の首を落としてしまいまいた。藤太は祥仙の顔に見覚えがありました。19年前、将門の横に座っていた興世王です。興世王は、将門の首を持ち立ち去ってしまいました。

 

追いかけようとする藤太の前に、興世王の配下が立ちはだかります。配下に連れられた如月は、首に刀を突きつけられています。しかし清明は、如月もまた祥仙の一味であることを見抜きました。清明は19年前、如月が鬼を連れ、将門の手足を掘り起こし持ち去る現場に遭遇しており、その時の気を覚えていたのです。

 

如月は、将門の娘、滝子でした。今は名を変え滝夜叉姫と名乗っています。姫は清明へ悪態を突き、

「父のみならず母までもそなたに殺された恨み忘れはせぬぞ」

と、藤太へも恨みの言葉を発しました。藤太には桔梗を殺害した覚えがありません。

今の戦力では、清明、藤太にかなわないと悟ったのか、滝夜叉姫たちは引き上げていきました。

 

貞盛の死体を前に、博雅はある疑問を清明に投げかけました。

「貞盛様の顔はなぜ、将門様に変わったのだろうか?」

謎が解けた清明はその問いに答えました。興世王が治療と称して貞盛の顔に摺りこんでいたのは、将門の首が燃えた後の灰だったのです。将門につけられた傷、二人は血を分けたいとこ同士、その用事な条件がそろったことで、灰から首が蘇ることが出来たのです。

 

その席で藤太は先日語られなかった話を始めました。将門は、戦の中で正室とその子供を皆殺しにされたことがありました。将門の悲しむは深く、嘆き死にするかに見えました。そこへ興世王が現れ、もう力がわかぬ、そう告げる将門にある助言をしました。ある小屋で大切な人が待っていると。

心配になった桔梗は、ただ一人小屋へ向かう将門のあとをつけ、中の様子を伺いました。将門は人の骨をかじっていました。その骨は殺された妻と子供たちの骨でした。将門は泣きながら妻と子供の名を呼びながらその骨をかじり続けていたのです。7日後、将門は活力を取り戻しました。生きながらにして鬼になったのです。

 

その話を聞いた清明は、興世王が蟲毒の術を為そうとしているのでは?と推測しました。

蟲毒とは、千匹の虫を入れたツボを数日地中に埋め、残った1匹を式神として操る術式です。興世王は、坂東一円を蟲毒のツボに見立て、残りの1匹となった将門を最強の式神として操ろうと考えたのです。死人の骨をかじらせたのもその手段だったのです。

 

将門に滝夜叉姫を殺させることで術は成就しそうです。一刻も早く滝夜叉姫を助けなければ、京は滅ぼされてしまうでしょう。

 

早朝、清明は、首のない貞盛の死体に術を掛けました。むっくと貞盛の死体は起き上がり歩き出しました。自分の首のある場所へ向かっています。ある場所で貞盛の体は膝から崩れ落ち、そこから将門が現れました。首を手に入れた将門はすでに蘇っていました。

 

「まずは主から血祭」

刀を抜き、そう言うが早いか、将門は藤太へ切りかかりました。

滝夜叉姫、興世王もその場に現れました。

「あなたは騙されている」

清明は、滝夜叉姫にそう言い放ち、記憶を呼び戻す術をかけました。滝夜叉姫は、桔梗が興世王に切り殺された場面を思い出しました。

興世王は、記憶が戻った滝夜叉姫を突き殺しました。

 

将門は藤太と斬り合いの中、滝夜叉姫が倒れているのを見ました。駆け寄る将門に興世王は、博雅が殺した、と嘘をつきました。これにより、蟲毒の術が成就、将門は最強の式神に成り果てました。

 

必死に切りかかる藤太ですが、将門の体は刀を寄せ付けません。

「これを刀にまとわせてください」

清明は、藤太に向けて灰をまきました。藤太は灰をまとった刀で将門を突きました。刃先は、するりと将門の体へ入っていきました。灰は、浄蔵から受け取っていた将門の首を焼いた灰の残りでした。灰は、将門の体と一つになろうとしたのです。

 

それでも将門怒りは収まりませんでしたが、死にかけている滝夜叉姫から興世王がすべての黒幕であることを告げられます。

 

とまどう将門に清明が術をかけると、将門の口から白いものが吐き出されました。それは、興世王にそそのかされ食べた、愛する者の骨でした。一通り吐き出した将門は昔の姿に戻りました。

 

将門ににらまれ、興世王は観念したようです。無抵抗のまま将門に切り殺されました。

 

「父を許してくれ」

「とと・・・さま・・・」

滝夜叉姫は、命を落としました。

 

姫を抱きひとしきり泣いた将門は、滝夜叉姫を抱き抱え、冥土へ消えていきました。

 

 

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ドラマ「陰陽師」(2020年3月29日)の感想

夢枕獏さん原作の陰陽師 滝夜叉姫が元になっているこのドラマ。結末がちょっと違いましたね。ワンピースとか、鬼滅の刃とか男たちの熱い戦いが大好物なので、終盤の戦いシーンがほとんどなったのはかなり残念でした。陰陽師が主役なのでタダさえ殺陣少ないのに、今回さらに減、という・・・

親子愛が背景にあるストーリー、良かったんですが、清明が時々

「博雅はいい男だ」

と言うセリフのほうが実は気になっています。清明はあっち系の人、という設定があるんですかね?

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