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剣客商売2020(婚礼の夜)のネタバレあらすじとラスト結末|感想も

スペシャルドラマ

3月13日20時から、フジテレビで「剣客商売 婚礼の夜」が放送されました。
 
 
江戸時代屈指の剣の達人であり、剣を世渡りの手段としながら、軽妙洒脱に生きる秋山小兵衛の人生を描いた池波正太郎の代表作「剣客商売」
 
 
この記事では、「剣客商売2020(婚礼の夜)」のネタバレあらすじとラスト結末、感想についてお伝えいたします。

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剣客商売2020(婚礼の夜)のネタバレあらすじ

秋山小兵衛は、目明しの弥七から気になること聞きました。弥七の手下が、偶然出くわした浪人たちの口から、橋場にある大二郎の道場のことを話しているのを聞いたと、いうのです。その浪人たちは、橋場の道場に入っていった人物を見張っているようです。また、その浪人たちは空き家に寝泊まりし、暴虐武人にふるまっていることも分かっています。

 

翌日、小兵衛は弥七とともに大二郎の道場へ行き、大二郎に心当たりがないか尋ねました。

大二郎には心当たりがあるようです。大二郎が、剣の修業のため各地を放浪していた折、大阪のとある道場で知り合った浅岡鉄之助という浪人が三月ほど前、突然大二郎の道場を訪ねてきたのです

 

浅岡は江戸で道場の師範代をやっています。道場主の計らいで、道場の門人で武器奉行を務める西山という人物の家に養子に入り、士官することが決まりました。そのことを大二郎に報告に来たのでした。一月後には祝言が行われます。

当時、浪人に士官の話が来ることは非常に稀でした。道場主はよっぽど浅岡が気に入ったのでしょう。

 

浅岡の人となりをよく知る大二郎は、人に恨みを買うような人物ではない、と小兵衛に断言します。

小兵衛「人は見かけによらぬと言うぞ」

大二郎「知らぬ間に恨みを買っていたということは人間だれしもあることかもしれません」

大二郎の、浅岡への信頼は相当厚いようです。

 

小兵衛はしばし考えた末、

「私の出る幕はないようだ・・・。友である大二郎に任せよう。」

大二郎にそう言い残し、道場を後にしたのでした。

 

大二郎は、弥七に浪人たちのことを調べてくれるよう頼みました。

「手伝うのは良いが、大二郎には金がない、身銭を切ることになるぞ」

小兵衛に釘をさされた弥七でしたが、小兵衛にだんだん似てくる大二郎を頼もしく思っており、快く引き受けます。

 

数日後、菓子商の家に盗賊が押し入り、主人や奉公人が皆殺しに逢う事件が発生しました。隠れて生き残っていた女中によると賊はみな、長い刀を所持していたのだそうです。

 

大二郎の道場を探っていた浪人たちの仕業であろうと目星は尽きましたが、事件があった場所は、弥七の縄張りではなく、表立って捜査することはできません。弥七は手下に、浪人たちのたむろする空き家を見張るようにだけ指示をしました。

 

次の日。浪人たちがたむろする空き家に、大二郎は一人で乗り込みました。浪人のいでたちに変装し、雨宿りで偶然来たというテイです。

 

大二郎はその場で、浪人の一人にわざとケンカを売り、打ちのめしました。浪人たちは剣を抜きますが、

「それまで!お前たちの叶う相手ではない」

集団の首領と思しき人物の一言で、その場は収まりました。

 

平山と名乗るその人物は、大二郎の剣の腕の凄さを理解したようです。大二郎の前に十両を投げ出し、人を一人殺してほしいといいます。

大二郎「話によっては受けてもいいが、そいつは悪い奴か?いい奴か?」

平山「もちろん悪い奴だ」

 

ー4年前、大阪で、ある男が、町人の娘を木陰へ引きずり込み、乱暴をしようとしている現場に遭遇した。平山とその弟は、それを止めようとしたが、弟がその男に切り殺されてしまった。敵を討ちたいが、結核を患っており、それも叶わない。-

 

その人物が浅岡鉄之助なのだと平山は言います。平山の様子から、結核なのは本当のようです。

大二郎は、この話を以前浅岡から聞いたことがありました。しかし内容は全く違います。

 

町娘に乱暴しようとしていたのは平山のほうで、浅岡がそれを止めたのです。平山は捕まり、百叩きの刑を受け、大阪から追放されています。また当時、ある道場の師範代と目されていた平山でしたが、その件で道場から破門されています。弟と言っている人物もただの連れでした。

 

逆恨みから平山は、復讐の鬼と化したのです。真相を知った大二郎は、平山の依頼を受けることにしました。

浅岡は月に数回、出稽古のため武家屋敷へ向かいます。平山の計画では、その日取りが分かり次第、その道中で襲撃するつもりのようです。

 

そのことを知った大二郎は、弥七に相談します。4日を待たずに襲撃が行われることは確実です。

弥七は人手を集めて捕まえよう、と提案しますが、大二郎は死人が出ることを心配しています。

「奴らは捕まってもどうせ死罪になるんですよね?」

弥七にそれを確かめた大二郎は、一人、平山の元へ戻っていきました。

 

浪人たちが住まう空き家、では翌日に決行することが決まりました。前祝ということで酒を勧められた大二郎は、

「酒はいらぬ、酒を飲むと切っ先が乱れる」

と断ります。

「切っ先とは剣のか?決行は明日だぞ?」

一斉に笑う浪人たち。剣を握り、すっくと立ちあがった大二郎は、言い放ちます。

「いや今だ。被害者を出す前に、お前たちをここで斬ることにする」

大二郎、浪人、平山各々が剣を抜き、斬り合いが始まりました。

 

ちょうどその時、弥七から報告を受けた小兵衛も空き家に到着し、大二郎に加勢します。平山と、浪人たちは小兵衛と大二郎により切り殺されました。

 

 

それから一月ばかりがたった晩秋の夜、浅岡鉄之助と西山の娘、千代乃との祝言が、金子道場で執り行われました。

 

祝言は滞りなく終わり、金子道場を後にする小兵衛、大二郎、美冬の三人。

「夜道など、恐れるものではありません。」

そういって一人で立ち去ろうとする美冬を見た小兵衛は、慌てて大二郎に送るよう促します。

「婚礼の夜は男女が見初めあう場であるのに!」

家に帰り、大二郎の鈍感ぶりをみはるに愚痴る小兵衛なのでした。

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剣客商売「婚礼の夜」の感想

北大路欣也版の剣客商売も今回で、6作目となりました。当初は、「秋山小兵衛役はやっぱり藤田まことさんだよなー」と思ってみていました。なんかこう、北大路さんってまじめで硬そうなイメージあるじゃないですか。その辺は老獪な小兵衛とはちょっと違うかなーと思っていたんです。

しかし、さすがはプロ!すでに秋山小兵衛役は北大路欣也しかいない!と私の脳内変換は完了してしまいました。

 

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