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映画「スキャンダル(2020)」のネタバレあらすじと結末|感想も

洋画

#Me Too運動の先駆けとなった事件になります。
 
 
実話をベースに、オリジナルのキャラクターなどを加えて深みを増し、社会問題の提起というよりは、女性たちの複雑な心理と葛藤を描いています。
 
 
TV業界の帝王に立ち向かった女性たちの勇気を風化させてはいけません。

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映画「スキャンダル(2020)」のネタバレあらすじ

2016年のニューヨーク。アメリカのケーブル局で視聴率1位のFOXニュースのトップキャスター、メーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、共和党の大統領候補の討論会で進行役を務めていました。
 
 
候補者のひとりであるドナルド・トランプの女性軽視発言について、メーガンは容赦なく追及しました。それに怒ったトランプはその日から執拗に、メーガンに対する罵詈雑言をSNSにあげ続けます。トランプを熱狂的に応援している支持層からの嫌がらせも激しいものでした。
 
 
一方、朝のニュースの顔として10年以上もホストとして活躍してきたグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)は、2年前のある日、たいした説明もなくいきなり昼の番組に降格させられました。
 
 
グレッチェンはその理由がわかっていました。CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)から求められるたびたびのセクハラを拒絶したためです(放送ではセクシーな服を着るように。さらには彼と寝る必要があるとも言われたようです)。
 
 
グレッチェンはそれでも、昼の番組を精一杯作り上げていましたが、ロジャーからはしばしば横やりが入りました(これも十分にセクハラであり、パワハラです)。
 
 
いよいよロジャーをセクハラで告訴することを決めました。相談した弁護士には警告されますが、こんなことが許されてはいけないと、覚悟を告げました。
 
 
グレッチェンの元で経験を積んでいたケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、キャスターとして成功することを目指している野心家でした。
 
 
グレッチェンには内緒で副社長に取り入って、最高視聴率を誇っているビル・オライリーの番組に抜擢してもらいました。しかしビルには気に入ってもらえませんでした(グレッチェンとはここで決別です)。
 
 
それでも出世を諦めるつもりはないケイラは、ロジャーに直談判する機会を得ます。自分を売り込むケイラに、「服を持ちあげて、脚を見せろ」と言い放つロジャー。平静を装うケイラに、「もっともっと」とスカートを上げさせます。
 
 
さらに、仕事がほしかったら”忠誠心”を見せるように、よく考えておくようにと追い打ちをかけました。
 
 
メーガンはトランプ支援者からの被害を受け続けていました(当初の予想に反してトランプの支持は拡大していました)。自宅に侵入者があり、自分だけでなく家族にも危険が及ぶため、「守ってほしい」とロジャーに頼みましたが、その対立は視聴者受けすると踏んでいるようで助けてくれませんでした。
 
 
2016年5月。女性たちを取り巻く風向きが大きく変わり始めました。
 
 
メーガンはトランプとの闘いを終わらせるため、インタビューを引き受け、その中で軽めに一言謝罪してもらうことで手を打ちました(sorryくらいです)。これにはご主人は不満そうでした。
 
 
グレッチェンは突然クビだと言われました。すぐさま弁護士に連絡を取り、闘いの準備を整えます。
 
 
ケイラは、ロジャーの部屋に呼び出されていました。
 
 
そして7月6日、グレッチェンがロジャーをセクハラで訴えたというニュースが駆け巡りました。

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映画「スキャンダル(2020)」のラスト結末

激怒したロジャーは、全面否認とともに反撃します。ボスに恐れをなし、FOX内からはグレッチェンに続いて声を上げる女性は出てこないと思われていました。
 
 
しかし、FOXニュース以前のロジャーからセクハラを受けたという女性が6人も名乗りを上げ、赤裸々に告白しました(当時16歳だったという女性もいました)。
 
 
メーガンは動揺していました。今の地位を手に入れるずっと前のこと、やはりメーガンにも誰にも話していない秘密がありました。
 
 
番組でロジャーの無実を報道するように指示されますが、メーガンは沈黙を貫きます。そして同様の被害者はどのくらいいるのか心当たりをあたってみると、ロジャー以外の幹部の名前も挙がり(最高視聴率のビルも含まれていました)、FOX内でセクハラが蔓延していることが明らかになりました。
 
 
メーガンも証言することを決めました。このメーガンの告白はトップニュースになり、ロジャーの怒りは爆発しますが、グレッチェンがこの一年のすべての会話を録音していたことがわかり、もはや逃げ道はなくなりました。
 
 
オーナーのルパート・マードック(マルコム・マクダウェル)から退任を言い渡されました。
 
 
ケイラは、ロジャーを拒むことができず餌食となっていたのでした。そしてそのことで自分が汚れてしまったように感じながらも気丈に振る舞っていました。
 
 
ラストでケイラは社員証をゴミ箱に投げ捨て、颯爽と局を去っていきました。

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映画「スキャンダル(2020)」の感想

事件からたったの3年後に、ここまでそのまんまのリアルな映画を作ってしまうアメリカってすごいですよね。
 
 
「彼女たちにキャリアを与えたのは私なのに、なぜ危害を加えたなんて言えるんだ」とロジャーは本気で信じていたそうですね。
 
 
監督は、男性がもっとこの問題について話すべきだと、立ち上がるべきだと言っています。
 
 
メーガンやグレッチェンほど力のない女性、立ち上がる勇気を持てない、成功を夢みる若い女性が毒牙にかかってしまうことのないように、男性に声を上げてもらえたらと強く思います。
 
 
ケイラは、複数の証言をもとに創りだされた架空の人物です。マーゴット・ロビーが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に続いて、若く美しく純粋な女性を好演しています。

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