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ドラマ「私刑人~正義の証明」のネタバレあらすじと結末|感想も

連続ドラマ

ドラマ「私刑人~正義の証明」が2月9日夜9時から放送されました。
 
 
森村誠一の傑作ミステリー「正義の証明」が遠藤憲一さん主演でドラマ化となりました。
 
 
この記事では、ドラマ「私刑人~正義の証明」のネタバレあらすじ、結末、感想について、お伝えいたします。

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ドラマ「私刑人~正義の証明」のネタバレあらすじ

法を巧みにすり抜ける悪人を、自らの価値観で刑を与える、自らを「私刑人」と名乗る人物が世間を騒がせていました。手口は決まっていて、標的を麻酔銃で狙撃し、「悪事を明らかにしないと次は実弾。」と警告するものでした。

厚労省の龍岡大臣は、自らの後援会スピーチ会場で、私刑人からの狙撃を受けますが、当日、SPとして龍岡大臣の警護にあたっていた警視庁の松永刑事に助けられました。

無関係の人を狙撃してしまった罪悪感からでしょうか。私刑人は姿を消し、その日以降、ニュースに上がることは無くなったのです。

 

3年後の現在、松永は警官として派出所に勤務しています。

 

大学生の金山は、女性に乱暴し逮捕されましたが、叔父である湖中議員が裏で手を回し、不起訴となりました。別の日、金山は駐車場で麻酔銃により狙撃されます。3年前に世間をにぎわした私刑人の手口によく似ています。

 

その後も死刑人の犯行と思われる事件が相次ぎ、再び世間は騒ぎ出します。

 

そんな中、上層部より何としても私刑人を逮捕するよう指示された相馬は、私刑人対策室を発足し、松永を呼び戻します。

3年前、命を取り留めた松永は、相馬から松永が狙撃されたことは官僚からの指示で無かったたことになったと告げられます。当時、龍岡は裏取引の疑惑を持たれており、周囲で騒動が起こることを好ましく思っていなかったようです。SPという仕事に嫌気がさした松永はSPを辞任したのでした。

私刑人対策室に入るか、警官をやめるか選択を迫られた松永は結局、対策室への異動を選びます。

 

対策室への異動の直後、松永の妹琴乃が病院を代わることになりました。本人もその理由を知らないようです。

 

とある結婚披露宴式場にて、私刑人対策室の面々は、現場の状況確認を行っています。

龍岡の娘、美香の結婚披露宴が行われるのです。

そこで松永は江崎と再会します。松永が撃たれた事件の後、事件が闇に葬られたことを知った江崎は警官をやめ、タクシーの運転手をやっていたのです。

美香の結婚披露宴が進行し、再現ビデオが流れ始めました。

美香や新郎の小さい頃の映像から、突如映像が変わり、美香が新郎ではない誰かとホテルで裸で抱き合う光景が映し出されます。映像の最後には「By死刑人」と表示されました。

 

この結婚式は龍岡が政略目的で考えたものでしたがめちゃくちゃになってしまいました。

 

警察は、ビデオで美香とともに映っていた人物を捕まえます。マークトンプソン、麻薬の売人でした。

私刑人か、とも思われましたが、

「死刑人にも議がある」

捜査会議の中で松永は持論を語ります。やり口が私刑人らしくない、誰かが死刑人を利用しているのではないか、と。

 

龍岡大臣は自身が住む街で落成会に参加しました。てテープカットの直前、龍岡の隣にいた山葉秘書が狙撃されます。山葉は死亡してしまいました。

夜になり、山葉秘書の血をスーツに残したまま記者会見を行った龍岡大臣は、

「私刑人を許さない!これは暴力革命であります。民主主義への挑戦であります!」

と語ります。民衆の支持の悪かった龍岡はこの事件を機に民衆の支持を得るようになりました。

 

山葉狙撃事件の調査を行っていた松永は、走り去るタクシーをみて、金山が狙撃された時も同じタクシーが近くを走っていたことを思い出します。美香の結婚披露宴会場にいたことも今考えれば不自然ですし、その時、江崎が運転していたタクシーも同じタイプ、色であったことも。

 

タクシー会社に尋ねると、江崎は辞めていました。運行記録を確認させてもらうと、江崎は金山の狙撃事件以降、狙撃が有った場所、時間に周辺を通っていることが分かりました。

タクシー会社では、半年前、江崎はひき逃げを目撃し、警察へ通報、犯人は捕まったものの刑の軽さに憤慨していたことも分かりました。

 

松永はひき逃げ事件を調査することに。被疑者は略式起訴で釈放されており、確かに軽すぎる処分と感じます。

その時、タクシーに乗っていた客は偶然にも琴乃の主治医藤谷氏でした。藤谷氏によると、はねられた女性は奇跡的に命を取り留めた模様。

 

捜査一課が江崎を私刑人として逮捕した、と情報が入ります。しかも江崎は犯行を認めているようです。

調査を続ける松永は、山葉だけが死んでいることに疑問を持ち、山葉の事件に思いを馳せます。

山葉が撃たれた場所に立ち狙撃に使われた部屋の窓をにらむと違和感に襲われます。

銃弾の進み方を解析した結果、使われた部屋から龍岡を狙撃しようとした場合、障害物があり狙えないことが判明します。最初から山葉を狙った可能性が浮上します。

 

山葉の生家へ向かった松永は、山葉が美香と結婚の約束を交わしていたことを知ります。

 

松永は、室長へ自分の推理を語ります。美香の披露宴で私刑人を名乗り結婚式をぶち壊したのは山葉で、それ知った龍岡は山葉殺害を指示したのではないか、加えて龍岡はそれを利用し評判を挙げたのではないか、と。

 

美香の地元で調査を続ける松永は、新たな情報を得ます。美香は小さいころから素行が悪かったようです。美香のせいで自殺した女子生徒もいたようです。しかし、美香がどんなことをしでかしたとしてもその親である龍岡を恐れ誰も何も言えなかったのです。

 

続いて松永は、自殺した女子生徒の両親を探す。役所で話を聞くと日本代表をするほどの狙撃の名手で、名前は藤谷というそうです。琴乃の主治医の藤谷氏だったのです。また江崎は、選手時代の藤谷を崇拝していました。ひき逃げ事故以降、藤谷と江崎は関係があった考えると事件の全貌が見えてきます。

 

松永は琴乃が入院する辻成病院へ赴きますが、藤谷はすでに病院を去っていました。

 

取調室にて江崎と対面した松永は、私刑人は藤谷で、江崎はそれをかばっているのではないか、

と指摘します。江崎はそれを認めます。ひき逃げ事件以降、藤谷と仲良くなり、私刑人が藤谷であることを本人に告白され、協力することにしたのです。

娘が自殺した直後、藤谷の妻も病死しました。藤谷は龍岡を許すことが出来ず、命を狙っていたのです。藤谷は、龍岡が悪人であることに確信を持っていました。

「誰も裁かないなら俺が刑を処す!」

また、江崎はひき逃げ事件の犯人は暴行事件で狙撃された金山であり、その時も湖中議員が手を回し無罪放免となったことも語りました。金山が再度罪を犯したことが、藤谷を再び私刑人となることを決意させたのです。

ラスト結末

江崎によると、藤谷は龍岡に復讐することを諦めておらず、狙撃のチャンスを狙っているようです。

江崎からいつ狙撃するのか聞き出した松永は現場へ向かいます。

 

とあるレストラン。龍岡が党員たちと食事をとっており、別の建物から藤谷が狙撃中のスコープに龍岡を捉えています。トリガーを引く直前、松永が藤谷のもとへ、狙撃をやめるよう説得します。

 

松永は説得を続けます。

「人を助けるために人を殺すんですか。それが正義なんですか?」

藤谷は言います。龍岡は、藤谷がいた仁成病院の経営者であり、松永が狙撃されたことを公表した場合に、恐喝の手段として琴乃を使えるよう転院させたのだと。

「そんな人間を生かしておけますか?」

戸惑う松永の後ろから逮捕状を持った数人の刑事が現れ藤岡は連行されてしまいました。

食事を終え、建物から出た龍岡を遮るように松永が現れます。

松永は龍岡が山葉事件の黒幕であると指摘します。しかし龍岡は動揺しません。

「妹は元気かね?」

頭の中で何かが弾けた松永は、銃を取り出し銃口を龍岡に向けます。

「ふざけるな。国のため、ひとのため?ぜんぶ自分のせいじゃねぇか、お前の正義とはなんだ?」

ふぃに松永は後ろから足を撃たれます。打ったのは対策室発足時にバディとなった若い刑事青柳でした。彼もまた自分の正義を全うしたのです。

松永はSPに取り押さえられました。

 

松永は警官をやめ、タクシー運転手として新たな人生を歩み始めます。

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ドラマ「私刑人~正義の証明」の感想

結局、巨悪を倒すことが出来ないままドラマは完結してしまいました。

ただ、このままではだめだ、と感じる人がいなくなることはないし、自分の正義を貫く人たちは今後も居なくならないでしょう。

ゆっくりでも、少しずつ世の中は変わっていってほしいなぁ、と切に願います。

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