「ナイトミュージアム」シリーズの三作目とされる今作では、展示物たちが動かなくなってしまう危機に!秘められた石板の秘密とは?
そして展示物たちの運命は?
この記事では、「ナイトミュージアム3/エジプト王の秘密」のラスト結末とネタバレ、感想について、お伝えいたします。
ネタバレあらすじ
輝きをなくした石板
1938年、エジプト。
考古学者たちが発掘作業をしていると、リーダーの息子が穴に落ちてしまいます。
しかしそこでその少年はアクンメラーとその両親の棺、そして石板を発見します。少年の父であるリーダーはその発見に大喜びしますが、現地のエジプト人から墓を荒らすと死が訪れる、と言われます。しかし考古学者たちはその警告を聞かずアクンメラーたちの棺を運び出していきました。
現在、アメリカ・ニューヨークにある自然史博物館では夜な夜な不思議な石板の力で展示物たちが動き出していました。
ある日、博物館に新しくプラネタリウムが設立したことを祝うパーティが行われることに。ラリーは演出で石板の力で動く展示物たちをパーティで動かせようと考えていましたが、いざパーティが開かれると、展示物たちは普段とは違う暴走をし始め会場は大混乱。
パーティのあと、ラリーは展示物たちに勝手に暴れだしたことを咎めますが、展示物たちは記憶がない、と言います。展示物のうちの1つであるエジプト王のアクンメラーから、石板が変色し始めていることを伝えられ、ラリーは今回の騒動の原因が石板の変化によるものではないかと考えアクンメラーに問いますが、石板については父親のほうが詳しい、と言われます。
ラリーが自宅に帰ると、息子のニックは家でパーティを開いていました。
自身の進路で大切な時期に遊び惚けているニックに、どうするのかと聞くとニックは「大学進学は考えていない、休学したい」と言います。
その後ラリーが石板について調べていると、石板を発見した少年が以前博物館で警備員をしていたセシルという老人であることを知ります。
ラリーはセシルのもとへ行き、石板について尋ねると「石板を発見したときに、現地の人から世界の終わりが訪れる、と警告された」と言われます。加えてアクンメラーの両親はイギリスの大英博物館で展示されていることを知ったラリーは、騒動で館長を辞職させられたマクフィーにアクンメラーと石板とともに大英博物館に向かえるよう頼み込み、許可を得ます。
そしてアクンメラーだけでなく、ラリーそっくりに作られた蝋人形のラーを含む他の展示物たちとラリーの息子のニックも連れイギリスへ向かいました。
明かされる石板の秘密
大英博物館ではトリケラトプスや、ソウリュウに襲われるなどしますが、展示物のランスロットに助けられ、なんとかエジプト展示室にたどり着き、アクンメラーの両親と対面します。石板のことを尋ねると石板は月光を浴びないと輝きを失い、展示物たちが死んでしまうということが明らかになります。しかしそこで、案内役だったランスロットに石板を奪われ、逃げられてしまいます。
さらにラリーと蝋人形のラーは女性警備員のティリーに捕らえられ、事務室で拘束されてしまいますが、ラーが窓ガラスを割り、脱出に成功します。
ラリーたちは石板を持ち逃げしたランスロットを追い、残ったラーはティリーと恋に落ちました。
ランスロットを追い詰めたラリーたちですが、石板の力が失い始め展示物たちが死んでいきます。ランスロットは死んでいく展示物たちをみて、石板をラリーに返します。
そして石板を月光に浴びせ、展示物たちを回復させました。
ラスト結末
石板の力は十分に取り戻せましたが、展示物たちは「アクンメラーと石板は、両親とともに大英博物館に残るべきだ」と言います。石板を大英博物館に残すということは、ニューヨークの自然史博物館の展示物たちは動けなくなる、ということを意味していたため、ラリーは難色を示しますが、展示物たちからそれで諭され、アクンメラーと石板を大英博物館に一行はニューヨークへ戻ります。
自然史博物館の戻ったラリーと展示物たちは最後の別れをします。そして朝になり、展示物たちは動かなくなりました。
息子のニックは、一度は高校卒業後の進路を思い悩んでいましたが、大学進学を考え直します。
それから3年の月日が経ち、ラリーはマクフィー館長の代わりに騒動の責任を取って博物館の警備員を辞めたのち、学位を取得し教師になっていました。
そして、大英博物館の展示物が自然史博物館で展示されるため石板がやってくることに。
夜になり、石板の力で久しぶりに動き出せたことを展示物たちは喜びます。
博物館の外では、ラリーがその様子をうれしそうに微笑みながら見ていました。
感想
石板の力を戻すための冒険という分かりやすいストーリーなので、前作までの内容を知らなくても十分楽しめる作品だと思います。
展開もテンポよく、展示物とはいえ心を持ったキャラクターたちがとても愛おしく感じられました。
現実では、展示物が心を持って動くということはありえませんが、今後博物館へ行ったときに、彼らが持っているかもしれない感情を考えながら鑑賞したくなる作品でした。
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