もうすぐ地上波放送される『ナイトミュージアム2』に登場するアメリア・イアハート。
史実では世界初の女性飛行士として、アメリカでは現代でも根強い人気を誇っています。
そんな彼女(の蝋人形)を演じているのは、エイミー・アダムス。
果たしてアメリアの他にはどんな役を演じている女優なのか? どんな女性なのか? 今回は彼女について調べました!
エイミーアダムズのプロフィール
彼女の本名はAmy Lou Adams(エイミー・ルー・アダムス)。
1974年生まれなので現在44歳ですね。アメリアを演じていたときは35歳です。
高校時代の彼女はバレリーナを目指しており、地元でバレエを習っていましたが、高校卒業した頃には断念してしまいます。
高校卒業後はGAPやフーターズで働いていましたが、その後はレストランでダンサーとして働くようになりました。
『バレリーナになる』という夢は叶わなかった彼女ですが、ミュージカル映画などでダンスの経験が生かされています。
その後、1999年に『わたしが美しくなった100の秘密』で、女優として映画デビューを果たしました(当時25歳)。この時点ではそこまで目立つ役ではなく、完全に無名の新人です。
しばらく端役や単発ゲストとしてドラマや映画で活動を続けていましたが、スティーブン・スピルバーグとエオナルド・ディカプリオに見出され、『キャッチミー・イフ・ユー・キャン』で本格的にスターダムの階段を上り始めます。
そして、2005年(当時31歳)に出演した映画『Junebug』にてアカデミー賞にノミネート(受賞はしていない)され、ここから大ブレイクしオファーが殺到。現在に続く大女優となったのです。
2008年には俳優のダレン・レガロと婚約し、2015年に結婚。2010年には長女であるアヴィアータを出産しています。
※出産してから結婚までだいぶ時間が経っていますが、アメリカは事実婚は珍しいことではないので、特別に込み入ったスキャンダルなどがあったわけではありません。
エイミーアダムスの代表作は?
いろいろな代表作のある彼女ですが、2007年に放映されたディズニー映画『魔法にかけられて』が、日本では特に知名度があるのではないでしょうか?
『魔法にかけられて』は白雪姫やシンデレラのような画風のアニメーションで描かれている『おとぎ話の世界』から、実写の『現代アメリカ』の世界へと移動したジゼルが、弁護士のロバートと恋に落ちるディズニーのミュージカル映画です。
この映画でエイミーアダムズは主人公でありヒロインの『ジゼル』を演じているのです。
森で動物達と暮らしながら「すてきな王子様と真実の愛のキスがしたい」と考えている、『いかにも』なディズニープリンセスです(肖像権など大人の事情で正式なディズニープリンセスではありませんが)。
『現実で小鳥や小動物とを使役して歌いながら仕事すると周囲が大パニックになる』という自虐的なギャグシーンが笑えますが、純粋で前向きなジゼルに心を動かされる周囲の人物や、自然あふれるアメリカの広大な公園で行われるミュージカルなど、見ていてハッピーな気分で満たされること間違いなしの名作です。
作中にはジゼルが歌って踊るミュージカルシーンが多数存在するので、ダンス経験者のエイミーの魅力が十二分に発揮されているといえるでしょう。
エイミーアダムスの代表作その2
もう1つ代表作として、エイミーがブレイクするきっかけとなった『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を推します。ちょっと失礼な言い方ですが、キャリアは積んでいるものの現在ほど垢抜けてはいない、やや初々しいエイミーを見ることが出来ます。
あくまで『現代に比べて』垢抜けていないだけで、演技そのものは何ら遜色ありません。この辺りはさすがハリウッドと言えますね。
最新の出演作は『バイス』
日本では今年2019年に公開された映画『バイス』では、アメリアのように歴史上に実在した人物を演じるエイミーの姿が拝めます。
物語の主人公はブッシュ政権時代に副大統領だったディック・チェイニーですが、エイミーはその妻でありセカンドレディ(副大統領夫人)のリン・チェイニーを演じています。
残念ながら日本では見られない代表作がある
本来であれば彼女が本格的にブレイクする起爆剤となった映画『Junebug』をオススメしたかったのですが、残念ながらこの作品はアメリカでも1ヶ月程度しか上映されなかった非常に小規模な作品。
そのため、悲しいことに日本版DVDが発売されずじまいだったのです。いちおう、海外の動画配信サイトで公式配信されているのですが、リージョンの関係で日本で視聴するのは困難です。仮に見れても、日本語字幕はないので気軽には見れないでしょう。
エイミー関係を抜きにしても多くの賞をもらっている名作なのですが、もったいない話ですね……
いつか、日本でも気軽に『Junebug』が見られる日が来るといいですね!
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