アメリカ・ニューヨークを舞台に飼い主の留守中に冒険を繰り広げるペット達を描く本作。
周りに住む動物たちと仲良く生活し、飼い主のケイティと暮らす犬のマックスの生活が一変する物語です。
ある日ケイティはデュークという大型犬を連れて帰ってきました、寝床やご飯も盗られてしまいケイティとの生活も盗られてしまうと不安に感じていたマックス。
あることを境に立場が逆転した二匹だったがケイティの留守中に二匹は猫の住処に迷い込んでしまうのだった。
逃げる際に保健所のスタッフが二匹を野良犬と勘違いをして捕まってしまうのです。
この二匹は無事に帰ることができるのか!?
映画吹き替えで芸能人の演技は?
近年、大作洋画や人気アニメの映画で芸能人が声を当てることが増えてきました。
日本人はイメージや雰囲気を大事にする傾向が多く見られていますので、芸能人の吹き替えが棒読み過ぎてあまりの大根役者に映画の雰囲気が合っておらず「吹き替えでは絶対見ない!」という人も多いはず。
声の演技スキルがあるかないかの問題ではなく、話題性だけでキャスティングされたといっても過言ではありません。
実写映画に関しては観客からの批判炎上が多いようにも見られているようですね。
一方アニメ映画に関しては話題性という部分でキャスティングされていても、そこまで批判がないようにも見えます。
作品に対して大きい小さいもありませんが、プロが作ったものに対して大根役者を使うこと自体おかしいとキャスティングする段階で疑問にならないのが不思議ですね。
映画の吹き替えで芸能人がキャスティングされるのは何故?
プロの声優でもない芸能人、演技がド素人の芸人の方々がキャスティングされる映画業界。
これは本当に映画業界でも納得されていることなのでしょうか?
その理由に迫ってみると、「話題性のある方をキャスティングすることで、人を呼び込める効果があるから」という理由が挙げられているようです。
確かにその理由は作品の売り上げに繋がることになるので納得している方もいるのでしょう。
話題性のある方を取り上げることでメディアも盛り上がり、その方が携わった映画が話題になりやすいですし宣伝もしやすくなりますよね。
ただ、やはり声優ではない芸能人を起用したことで作品に対する評価も変わってくるので、残念なことに吹き替え声優の問題でその作品を楽しめなかった方もいるのは事実です。
ペット1(映画) 吹き替え声優一覧まとめ
南條さんペット2に出演してるんやな。話変わるけど僕の顔面がペットに出てくるマックスという犬に激似らしくて周りから結構言われるんだけど僕の顔面知ってる人教えて。 pic.twitter.com/BmKDdL2vux
— よき (@yk_nnn_) July 26, 2019
そういえば、ペットって映画でデュークっていう名前の犬出てきました|・ω・*) pic.twitter.com/9zlILoDBel
— なきさ (@nakisa_vanguard) July 23, 2019
マックスの吹き替え声優は、バナナマンの設楽統さん、そして、デュークは、日村勇紀さんです。
主軸となる上記のキャラクターをバナナマンのお二人が声を担当しました。
驚くことにアニメ業界でよく名前を聞く方々がサブキャラクターとして声優を担当していたのです。
プロ声優が周りにここまでいると萎縮してしまいそうですね。
その他のキャラクターの吹き替え声優はこのようになっています。
スノーボール:中尾隆聖
オゾン:山寺宏一
ケイティ:佐藤栞里
メル:かぬか光明
クロエ:永作博美
ポップス:銀河万丈
バディ:青山穣
ギジェット:沢城みゆき
タイベリアス:宮野真守
ノーマン:梶裕貴
バナナマンはうまい?下手?
どう捉えるかは人それぞれだとですが、バナナマンのお二人を執筆者の個人的意見を述べますとですね。
「個性が強い!」
特にマックス役の設楽さんが設楽さんでしたね、マックスの声と認識するのに時間がかかる方もいらっしゃったのではないでしょうか?
実際の小型犬が大人になったらこういう声なのかな?とイメージする方もいらっしゃったと思いますが、小型犬が話すには不自然な感じでした。
日村さんが演じるデュークですが、設楽さんと比べるとまだしっくりしていて声の低さが大型犬のデュークにうまくハマっていたと思います。
大人からの意見となると、周りがプロ声優ばかりということもありバナナマンお二人の演技に対して高評価を得るのは難しいでしょう。
その分、子ども達からしたら可愛いペットのキャラクター達を演じるバナナマンの演技については微塵も気にならないで楽しんで本編を観てくれるはずです。
元々のバナナマンの個性を活かすという意味では声優は難しいように感じます。
次回の作では今以上の演技力が身についていたらと期待が高まりますね。
何故プロの声優ではないのか?
日本で有名なアニメ監督、宮崎駿・細田守・新海誠の3名の監督の作品で例にするとよくタレントや役者の方をキャスティングしていることが多く見られがちですよね。
ですがこれは監督達が決めたことであり、世間の声を集めて「○○さんにしよう!」とキャスティングをしているわけではありません。
あくまで監督がキャラクターに似合った演技をしている人達を選んでいるので、世間に流されているわけではないので監督達は話題性で人を選んでいるわけではありません。
ただ、ここまでの意見はアニメのキャスティングの話となります。
海外映画の吹き替えに関してはどうでしょうか?
アニメとは違い、実在している俳優女優が己の身体を使い表現をしている実写映画に対して日本語吹替を当てるとなると当然なら声だけの演技スキルが求められます。
超大作と言わんばかりの作品の主人公に、世間で人気のお笑い芸人に「是非吹替をしてほしい!」と頼む映画監督はいないと思います。
勿論、中には制作側の意向で選ぶ方もいるかもしれませんが相当稀なケースでしょう。
そう考えると日本語吹替キャスト選抜を担当している方々は、そういったことも気にせず宣伝しやすい方を選んでいるだけなのかもしれません。
芸能人の方でも高評価な演技をされた方々はたくさんいると思いますが、せめて声の演技が上手い方をキャスティングして頂きたいですよね。
主人公が棒読みで、周りのキャラクター達のほうが活き活きした演技をしているのも違和感しないと思いますのでキャスティングは考えてもらいたいという声は多いのではないでしょうか?